ビル ブライソン氏のアット・ホームを読み終わりました。
ブライソン氏独特のユーモアあふれる語り口で、
人が住む家の玄関、階段、窓、寝室、キッチン等をテーマに区切って
色んな建物の歴史から寝具の発達、
トイレの進化からビタミンの発見まで
人類文明に関わる色んな話題に話しが飛んで行きます。
想像を絶する膨大なリサーチを噛み砕いて、
教科書のように書かれていたら眠くて読破するのが
難しい歴史や科学的な話題も
「こんな変人がいて、あんな馬鹿げたことをしてくれたおかげで
今の我々が恩恵を受けているなんて面白いと思うでしょう?」
こんな風に書かれているので
蒼い山の主婦もなんだか色んなことがわかったような
錯覚に落ち入ることができました。
特に興味深かったのは、
私達が現在当たり前だと思っている住み心地の良い家は、
人類の歴史を通して考えてみると、
ごく最近になってようやく技術的に可能になったという点です。
寒さや熱さを効果的にしのぎ、
清潔な水道水・温水や排水が設備され
身体を清潔に保つことができるようになり(昔からお風呂好きの日本人は別ですね)、
電気のおかげで暗さ知らず、
電気製品のおかげで便利になり、
電話のおかげでコミュニケーションが簡単になり、
ビタミンや栄養素に関することがわかったおかげで(20世紀のこと)
以前のように栄養失調のせいで病気になることがあまりなくなり、
病原菌/ウイルスに関する知識や医学の発達のおかげで
朝起きた時は元気だったのに、
日中発熱して夜にはご臨終なんてことが
日常茶飯事ではなくなり、
家や寝具が全体的に清潔になったおかげで
シラミやノミ、その他色々なペストに悩むことが少なくなりと、
どれをとっても現在の私達の生活には必要不可欠なことが
つい200〜100年前にはなかった。
もちろんそんなこと皆知ってることですが、
改めてすごいな〜って思ったのです。
他のブライソン氏の本は、ほぼ全て和訳されているので
これも日本語版が出版されるのは時間の問題と思われますよ。
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