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生まれた月で決まる

今日もまたこの間紹介した本に載っていた興味深い話題から。

天才! 成功する人々の法則

マルコム・グラッドウェル / 講談社





カナダの男の子達は、小さい頃から
アイスホッケーの選手になるのを夢見ているらしい。


ただし、もし生まれた月が年の後半だと
プロになるのはかなり難しい。


統計的に見てみるとプロの選手は、
1〜3月生まれが  40%
4〜6月生まれが  30%
7〜9月生まれが  20%
10〜12月生まれが 10%


これにはちゃんと理由がある。

カナダでは、子ども達が9歳から10歳の間に
遠征して試合させる選手を選ぶ。

1月1日から12月31日の間に10歳になる子達だ。


子どもがまだ9歳や10歳の頃は、
1年の間に著しく成長する。

つまり、1月に10歳になる子の方が、
12月に10歳になる子よりほぼ1年分大きいし、
コーディネーションも発達している。


遠征のチームに選ばれた選手達は、
優れた監督に見てもらい、
練習も他の子達より数倍させられ、
試合も3倍の数をこなすようになる。


最初は、他の子よりただ身体が大きかったり、
コーディネーションが発達しているだけだった選手達は、
数年後には、必然的に確実に強くなっている。


年の後半に生まれた男の子達は、
優秀な素質を持っていたとしても
チャンスを与えてもらえない可能性が多い。

逆に言うと、カナダのアイスホッケーは、
優秀な素質を持つ選手を、年の後半に生まれたからという理由で
みすみす逃しているということになる。


アイスホッケーは、アイスリンクや道具、
監督や仲間がいなければ練習できないスポーツだから
特に機会が与えられないと上手くなる事ができない。


ところがバスケットボールは、どうだろう?
バスケのリングさえあれば
どこでも誰でもいつでも練習できる。

だからプロの選手には生まれた月の偏りが見られない。


この生まれた月の偏りは、
学校の成績にもある程度見られるんですって。


オーストラリアでは、学校に入学する年齢の枠が
ある程度フレキシブルで、親の判断に任されている。

早熟な子は、4歳半でキンダーガーデン(小学校の初年)に通い出すし、
中には6歳近くまで通い出さない子もいる。

一番苦労するのは、公立の学校が無料だからと
入学でき得る最小の年齢で通い出し、
授業について行けない子ども達なんだろうな。

キンダーガーデンの年頃では、
女の子の方が男の子より早熟な場合が多いから
男の子の親が一年入学を遅らせるケースもよくある。


私がせーちゃんの学校生活に望む事は、
とりあえず学校生活を楽しんでもらうこと。

そして、自分の好きなこと、
得手とすることを見つけて、
彼女の個性と素質を伸ばしてあげたい。


オーストラリアにアイスホッケーはないし、
男の子じゃないし、
9月生まれだし、
アイスホッケーの選手にならないのは、
ほぼ確実よね?




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by starofay | 2011-03-01 08:58 | サイコロジー | Comments(22)
Commented by John,John at 2011-03-01 10:10 x
生まれた月と国と性別と・・・色々な事を統計にしたら
国ごとの何かの法則があったりして
でも、子供達って、全ての子に色々な可能性があるのよね
将来が真っ白ってすごくワクワクする
Commented at 2011-03-01 11:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ママン at 2011-03-01 11:54 x
なるほど~!うちの息子は3月末が誕生日なので、その日がくるまで免許の仮免すらとれないの。もうとっくに運転している子もいるのにね。
Commented by Kay at 2011-03-01 12:34 x
なる程 サイコロジーというよりも統計学と言った感じもするよね 確かにNZも生まれた月によって1年遅らせたりするもの
日本の3月生まれの子たちは大変だよ 4月に生まれたこと年違うもんって友達が嘆いたなぁ~
Commented by Josh&Kai'sMum at 2011-03-01 12:34 x
確かにねぇ
日本でも最初頃はやっぱり早生まれの子は体格とか、色んな面で不利だったりするもんねぇ
ただ、アイスホッケーじゃないから、どこかで追いつけ、追い越せになるみたいだけどサ

だからサッカーは貧しい国とかからも、優秀な選手が出て、やっぱり世界のスポーツになる素質のある競技なんだろうねぇ
Commented by わか at 2011-03-01 13:49 x
いろんな統計があるんだね。面白いな~って思うけど・・。子供の可能性は無限大だよね。そこを周りの大人が根気強く見守って伸ばしてあげられるのが一番!子供の成長ってすごいエネルギー、見てるだけでも楽しい。いろんなことよく知ってたりしてびっくりさせられちゃう小学生に、頼もしいなぁ~って思う。当事者はそういうわけには行かないんだけどね^^。
Commented by エミリオ at 2011-03-01 14:17 x
氷の上の猛特訓ですっころんで
せーちゃんのかわいいほっぺたを擦りむかないから良かったョ。
Commented by forterie at 2011-03-01 14:52
そうなんだ~! オーストラリアにはホッケーないの?(もしかしたら、すごくお馬鹿な質問?)
うちは、年の後半、11月生まれ。本人は「ホッケー選手になりたい~」などという夢を語った時期もありましたが、ホッケーどころかカナダに暮らしながら、スケートすら満足に滑れない(笑)。これって、やっぱり親の問題かしらね。。。
カナダでは、学齢を1年遅らせることはあまり行われないけど、最近、韓国では お勉強は早くから始め、学年トップを取らせるために学齢は1年遅らる人が多いという話を韓国に住んでいる友人から聞いたことがある。。。 そのお国柄っていうか、なんなんだろう~。
Commented by ほ助 at 2011-03-01 15:26 x
親に恵まれるって言うことは
そうやって子供の可能性を見てくれる対応してくれる親に出会うことなのかもしれないね
気づけないって逆に相当もったいないよねぇ
Commented at 2011-03-01 15:56 x
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Commented by starofay at 2011-03-01 18:58
わかさん、
その子あったペースで興味を持てる、人生を豊かにすることをやらせてあげることがベストだと思うんです。
ただ、生まれた月によってチャンスを逃してしまうことがあるのも人生の真実のようですね。

Commented by starofay at 2011-03-01 18:58
鍵コメゆうこさん、
はじめまして。
多分オーストラリアの普通のオーブンでも、日本の物よりは大きめなんだと思います。うちのオーブンは、それをさらに大きくしたもので、鮭が一本そのまま入る大きさです。
だから、余熱を入れるのに時間がかかるし、使った後の余熱も本当にもったいないですよね。
実は、そのために小さめのオーブンも買ったんです。
マフィン4つだけとか、娘のおやつにチキンの手羽をグリルする時に使ってます。
そして大きなオーブンを使う時は、一種類だけじゃなくて、一度にあれこれ焼く工夫をするようになりましたよ。
例えばケーキとパンを同時に焼いたり、ローストの後はお皿やあらかじめ調理しておいた野菜を温めたりとか。
それから夏の暑い時は、あまりオーブンを使ってません。
ローストも、外のBBQを使ったりしてます。
あっ、それからメレンゲネストを焼く時等は、ケーキを焼いた後の余熱で充分だったりします。
これで、少しはお役に立てたでしょうか?
これからもよろしくお願いしますね。
Commented by 美愛 at 2011-03-01 20:15 x
興味深い統計ですねえー。実は生まれ月と学校にいく年でどうしようーとすでに悩んでいた(男の子だし、6月生まれだし。。笑)ので、すごくおもしろく統計をみさせてもらいました。
Commented by ぺるしゃん at 2011-03-01 20:24 x
日本でも小学校の間は、生まれ月の差がでますね。
しかも、入学する時期を選べないから、ツライですよね~。

こういう統計っておもしろいです。
生まれた国や月や環境でかなり人生が変わりますね。
Commented by ルナコ at 2011-03-01 20:59 x
せーちゃんは将来ナンになるんだろうねぇ
かおちゃんが好きな本がたくさん家にあるから
それを全部読んで小説家を書いちゃったりして…
いやいやでもかなりのお転婆さんだから
スポーツ万能かもしれないしぃ
ほんと、親戚のおばちゃん感覚で
考えるだけで楽しくなってきちゃうよ
Commented by morinokochaorin at 2011-03-01 21:56
そうだよ~。日本では早生まれって言うけどね。プロ野球選手とかもホッケー選手と同じ理屈だよ。圧倒的に早生まれは少なかった確か。
だってあの真央ちゃんだってほんの数ヶ月の誕生日に機会を失ったことあったよね?(これとはちがうけどね)
小さい頃はその違いは顕著だからね。いとこは4月1日生まれ・・・4月2日からが新しい年度のこになる。・・・だからかなり苦労していたよ。小さい頃は。
Commented by Josh&Kai'sMum at 2011-03-01 22:16 x
バナナブレッドでリンクさせてもらいましたぁ
おいしかったぁ
理氏にならって、バターたっぷりでいただきましたよん(うふっ)
Commented at 2011-03-01 22:46 x
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Commented by しょこら at 2011-03-01 23:45 x
入学年齢がある程度フレキシブルっていいよね。
妹は学年の中で最も遅く生まれた子どもたちの
グループに入るけど、身体が大きくて、
同じ歳の子よりも頭ひとつ分以上背が高かったの。
身体が大きいから何でもできると思われて、かわいそうだったって母がよく言ってたよ。
小さい子どもの1年の違いって大きいものね。
Commented by crystal_sky3 at 2011-03-02 07:46
なるほど~。
カナダのホッケー事情にはそんな裏があったんですね!
娘がフィギュアスケートを習っていたことがあって、せっかくだから息子たちはホッケーを・・・と思ったこともあったんだけど、アイスホッケーってかなりお金がかかるスポーツですよね^^;
幸いにして(笑)息子たちは興味を示さなかったのでよかったけど^^
かおりさんのおっしゃる通り、学校生活では楽しく、色んなことを学んで色んな世界を発見していって欲しいですね♪
せーちゃんがどんな素敵なレディーに成長していってくれるのか、楽しみです♪
Commented by にたまごん at 2011-03-02 08:15 x
オトナになるとそうでもないかもだけど
年齢が低い時は、月齢差って大きいと思う。
私もダーも早生まれだったから、
ちっちゃかったし色々ついて行くだけで苦労したよね、と
よく話すから。
せーちゃん、楽しみだね〜
そうそう、好きなこと&やりたいことを見つけられない大学生が
今の日本にはいっぱいいるんですって。
歩きたい道をすすんでくれるのが一番!^^
Commented by パセリ at 2011-03-02 12:07 x
この話、日本でも聞いたことがあります。同じクラスに居ても、4月5月6月生まれの子達は、当然早生まれの子たちに比べて、出来ることが多いから、よくほめられる、そして自信がつく、そしてさらにできるようになっていくという良い循環。早生まれの子は、褒められる機会が減って、あまり自信が持てない、だからますます出来ないという悪循環。
一概には言えませんが、特に低学年の頃の月齢の差ってとっても大きいですからね~。
うちの次女を見ていると、レセプションを1年半やったおかげか、どんなことにも自信満々。やっぱりゆっくり、褒めながら育てるって大事なことだなと感じています。
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