人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マカロン成功への道 - その1

オーストラリアでは、マカロンってあまり馴染みのあるお菓子じゃない。

ここはなにしろパブロバが盛んに食べられている国だから、
メレンゲタイプのお菓子はパブロバで充分という感じ。

パニポポちゃんが
これでもかこれでもかと
マカロン攻撃をしてこなければ

例えば2、3回マカロンの記事を載せただけであれば
私もマカロンを作ろうと思わなかったに違いない。

しかしあまりにも美しいマカロンの写真と数々にとうとう降参。
マカロンに挑戦してやろうじゃないかと重い腰をあげる時がやってきた。

パニポポちゃんが丁寧にマカロンのコツを書かれた
昔の記事を見つけてじっくりと読む。

オーブンに近づけないほど暑い天気が1週間続く。

そして昨日、温度がガクッと下がった。

やろうではないか!

と、思いきや。

卵白は最低一晩冷蔵庫で寝かす。できれば一週間寝かす。

と、書いてある。

すぐやる課の人間というのは、要するにせっかちなのである。

待てないのである。

いいじゃないかとWarningを無視して割ったばかりの卵白を使用。

これが間違いの始まり。

全部材料を入れた時、味付けと色はどうするのよ?と自問。

あわててココアを大匙2杯くらい入れる。第二の間違い。

この段階で50gの卵白ではあまり量が出来ないと思い、
また新しい卵を割って抹茶のマカロンを作ることに。

アーモンドパウダーがない。

そんなことで負ける私ではない。

アーモンドをフープロに入れ、ガーッと作った。

抹茶の分量は、アーモンドから引いた。

80%の泡を潰す。マカロナージュが足りないとピエが立たない。

潰しました。

搾り出した生地の表面を乾かす。

とも書いてある。

ココアの方は搾り出してから一時間程放置。

抹茶は、15分くらいしか乾かさなかった。第3の間違い。

210度にオーブンを予熱しておく。

うちのオーブンはかなり熱いから200度にしておいた。

ベーキングトレイは二枚重ね。

二枚重なるトレイがないから一枚で強行。

ピエは最初の2、3分で見えてくる。

2分経過。

オーブンを覗く。

ぎゃーっ!!!

焦げている!

マカロン成功への道 - その1_f0155522_151120.jpg


オーブンのドアを開けて熱を抜いて150度に温度を下げて5分焼く。

指示通りにした。
マカロン成功への道 - その1_f0155522_1522523.jpg


抹茶のマカロンは表面が焦げ、チョコレートのは大丈夫だった。

何故?

とにかく両方ともピエは立たなかった。

こうやって自分の段取りを読むと、全然指示に従ってなかったことがよーく分かる。

そして私がちょっとの間キッチンを離れ帰ってみるとチョコレートのマカロンが大分消えてなくなっていた。

犯人はダンナよ。033.gif

ガナッシュやバタークリームを挟む予定だったのに。

しかし、抹茶の方は口に合わなかったようだ。

今日バタークリームを作り終えた段階で、チョコレートのマカロンはなくなっていた。

大体私のクッキングはいつも指示を無視して自分流にすることが多い。
しかし、マカロンとかのお菓子は、Exact Science(精密科学)なのだと納得。

マカロン成功への道は続く。
# by starofay | 2009-01-09 15:27 | お菓子 | Comments(14)

Agapanthus

Agapanthus_f0155522_7312890.jpg


青紫のアガパンサスがただ今満開。

結構美しいし、シドニーの一般家庭の庭にもどんどん植えられている植物ですが、ブルーマウンテンのお役所では悪質な雑草として見られている。

なぜならネイティブではないのに(この国に元からある植物ではないのに)世界遺産でもある森林にどんどん侵入して繁殖しつづけているから。

うちの庭にも沢山生えていたけど、冬の間に大分処理しておいた。根っこが太い縄のようで、そこらかさらに直径1センチのチューブのような根が沢山生えているから、一本抜くにも大変な労力が必要。おかげで薪割りと同様アガパンサス抜きが冬の間の私の良い運動になった。

Agapanthus_f0155522_740192.jpg


ブルーマウンテンだけではなく、オーストラリアでは木をとても大切にしている。自分の家の敷地内にある木でも4メートル以上あれば勝手に切ってはいけない。ちゃんとした理由がなければ処分する許可もとれない。

この木さえなければ海の景色が見えるとかいう理由だと絶対に許可されない。
勝手に切ったりすると罰金だけではなく、木があった場所に

「身勝手な人に木が殺されました。」

というようなことが大きく書かれた大きなバナーがつけられる。

シドニーに住んでいたフラットのお向かいに大きなユーカリの木が立っていた。
ある日トラックが3台やってきて10人がかりでその大木を取り除いていた。
誰かが根元に毒を盛ったらしく、枯れかけていた。

枯れてしまうとそれほどの大きな木は倒れて周りの建物や車に損害を与える可能性があるため速やかに処分される。

数週間後その横にあった建物のリフォームが始まり、3階にバルコニーが取り付けられた。シドニーハーバーを見渡すのに丁度良い角度に。ユーカリの木がまだそこにあればユーカリの葉っぱしか見えなかった場所に。

誰が毒を盛ったのか証明はできないけれど、まわりの住民は皆その建物のオーナーが怪しいと思っていた。そして「木が殺された」というバナーが上がらないのをちょっと残念に思ったもの。

Agapanthus_f0155522_834076.jpg


うちの庭にも大木が沢山生えている。おかげであまり日が差さない。
数本処分したいのだけど、申請して、大金払って専門のTree Loppersに来てもらってと考えると億劫になる。

ここに住むのが長くなれば長くなるほど愛着がわいてくる木もあるし、こうなったらしばらく一緒に住もうかと考える今日この頃。


お料理でも、お菓子でも、子育てでもなかったけど、どれか一つ押してくれたら嬉しいです。

にほんブログ村 料理ブログへ


にほんブログ村 スイーツブログ 手作りおやつへ

にほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ
# by starofay | 2009-01-08 08:11 | ガーデン | Comments(11)

手作りパスタ

先週買ってきたパスタマシーン、

「はやく使ってちょーだい。」

      私がキッチンに行くたびにささやきかけてくる。

私:「でもパスタ用の小麦粉がないのよ。買いに行くまで待ってね。」046.gif

パスタマシーン:「そんなもの普通の小麦粉で充分よ。おうどんだってできたじゃない。はやくはやく!」

だいたいブルーマウンテンのスーパーにパスタ専用の小麦粉がおいてあるわけもなく、Plain Flourでトライアルしてみることに。

直接台の上に200グラムの小麦粉に塩ひとつまみ、真ん中に卵二個割りいれる。

手作りパスタ_f0155522_9385775.jpg


粉の堤防を壊さぬよう卵と周りの粉をフォークで混ぜる。
手作りパスタ_f0155522_9403380.jpg


少しずつなじませていく。

手作りパスタ_f0155522_9412768.jpg


そしてある程度まとまったら手で捏ねる。20分程度。
その日の天気や、粉、卵の大きさによって分量を微妙に変える必要あり。
けっこうまとまりにくいし、時間もかかる。
出来上がりはスムーズで弾力がある。

手作りパスタ_f0155522_9421371.jpg


これにラップをかけて冷蔵庫に入れ1時間ねかせる。

取り出した生地を手で伸ばして、パスタマシーン(これ以下PM)のメモリを一番大きく設定して通す。

二つに折ってもう一度通す。
もう一度折って通したものを半分に切り、メモリを一つ小さく設定して生地を通す。
一回通すごと一つずつメモリを好みの厚さになるまで小さく設定していく。

手作りパスタ_f0155522_9515234.jpg


この状態になったら、ラザーニャやラビオリにもできる。

今回は太めの麺にするため、パスタカッターの部品を取り付けた。

手作りパスタ_f0155522_9535377.jpg


湿気のある暑い日だったから麺がすぐにくっついてしまう。008.gif

あわてて小麦粉を振って、一本ずつはがした。

手作りパスタ_f0155522_9545551.jpg


茹で時間は3,4分位かな。

手作りパスタ_f0155522_9554180.jpg


鍋から直接すくって具を炒めてあるフライパンへ。

手作りパスタ_f0155522_9562576.jpg


肝心の出来上がりの写真がぼけたー!
でも、ちゃんとコシがあって美味しいパスタだった。001.gif

シドニーに住んでいた頃は、高級(高価格)食材店までパスタ用の小麦粉を買いに行っていたもの。イタリアからの輸入もので1キロ4ドルから最高級のダラム小麦粉は1キロ8ドル位もしたのよ。065.gif

でも、今回の実験でよーくわかった。1キロ1ドルのPlain Flour(日本では中力粉)で充分だということが。
家族3人分のパスタにかかった費用:小麦粉20セントに卵1ドルなり

PMを使っている時は、手が放せなくて、写真が撮れなかった。
私が買ったのは中国産のPM。
ちゃんと使えたけど、以前使っていた借り物のイタリア製PMの方が使いやすかったな。

教訓:やっぱりこういう物は倍の値段でも良い物を買うべきです。009.gif
# by starofay | 2009-01-06 10:11 | 手打ち麺/パスタ | Comments(10)

夏休み

夏休み_f0155522_1324853.jpg

ここ数日、夏らしいお天気が続いてる。
去年は夏の間1ヶ月も冬の東京にいたし、
帰ってきても気温が20度前後で雨ばかり降っていたから、
久しぶりの夏という感じ。

今朝はこの夏3回目のプールに行ってきた。

一回目が確か15往復(25メートル)。

二回目に26往復。

三回目の今朝は前回がんばりすぎたことを深く後悔しながら26.5往復(つまり53ラップス)。
前回よりも記録を伸ばしたくなる性格なの。

本当はもっと行けたけど、次回のことを考えて辞めておいた。笑

20往復頃になると、ゾーンに入って
いつまでもいつまでも泳いでいけるような気になる。
でも水泳って行ったりきたりするだけで、
少々退屈なのよね、正直言うと。

水泳選手はトレーニングの時、何を考えながら泳いでいるのかな?


夏らしいランチ

夏休み_f0155522_12554824.jpg


ちょっとしたお客さんがランチに来たら、
リコッタ、マスカポーネ、カッテージチーズの
どのコンビネーションでもできるこのベークドチーズを
レパートリーに持っておくと便利。
チーズに卵、味付けにグリーンオリーブと
プレザーブレモンを混ぜて、適当にミニトマトや
ほうれん草などを加えラメキンで焼く。

後はバジルを飾り、サラダとパンと一緒に食卓へ。

ワインは、きりりと冷やしたリーズリングかセミヨンがお勧め。


隣の家の男の子と水遊びして全身びっしょり、砂だらけになったお嬢。

夏休み_f0155522_13293626.jpg

# by starofay | 2009-01-05 13:37 | 子育て | Comments(6)

Duck Eggs

Duck Eggs_f0155522_991476.jpg

これ普通の卵に見える?

実はDuck(鴨)の卵。

せーちゃんが通うファミリー・デイケアで飼っている鴨が産んだもの。
せーちゃんは、毎日熱心に庭でカタツムリを集めてデイケアの鴨に食べさせているの。
おかげで玄関の横にはいつもプラスティックの箱にカタツムリが入っている。
たまに蓋がはずれて、いたる所に逃げようとするカタツムリが這っているという恐ろしい状況も発生する。 008.gif

Duck Eggs_f0155522_994396.jpg

沢山カタツムリを食べているせいか、黄身がとっても濃厚なの。
サイズは鶏の卵より少し大きめ。殻もちょっと固め。

この卵でパスタでも作ろうかと思っていたのだけど、(まだパスタメーカーを買う前)お好み焼きに変身してしまった。

見て!
Duck Eggs_f0155522_910153.jpg


薄切りにしたつもりの豚肉。

えっ?普通は最初に豚肉を焼いたりしない?
知ってるわよ。でもあまりにも厚切りになったのでよく火を通した方が良いと思ってね。

なに、この紫のキャベツ?
Duck Eggs_f0155522_9104466.jpg


だって、冷蔵庫にあったんだもん。
Duck Eggs_f0155522_9112231.jpg


分かっているわよ、関西の人ならお好み焼きだとは認められない代物だとは。
でも、こうするとダンナがキャベツを食べてくれるの。

すぐやる課のクッキー
Duck Eggs_f0155522_9121549.jpg


見た覚えある?
そう、パニポポちゃんのよ。056.gif

お砂糖少なめで、ほろっと苦い大人のチョコレートクッキー。
白チョコが消滅してしまったのがちょっとショックだったわ。
白く見えるのは全部マカダミアなの。
たまたまあったから高い白チョコ使ったんだけど、もったいないことしてしまった。
でも、美味だった053.gif

にほんブログ村 料理ブログへ

にほんブログ村 スイーツブログ 手作りおやつへ
# by starofay | 2009-01-04 09:20 | Poultry | Comments(14)