Father of eight kids

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前回話したボンダイに住む夫の友達、実は数ヶ月前に事故に合いました。彼はあまりよく覚えてないのですが、どうやら道を渡ろうとして車にはねられたらしいのです。気がつくと病室で包帯ぐるぐる巻きでいろんなチューブやら何やらに繋がっていて、上半身の骨が数本折れていました。リハビリにしばらく通い、今では大分良くなりましたが、腕を上げるとまだ痛みがあるそうです。とにかく命に関わる怪我でなかったのが幸いでした。

本人はもちろんのこと、家族全員が震え上がる大事件。8人の子供のお父さんですからね。
うちは一人しかいないけど、夫にはずっと元気でいてもらいたいとつくづく思いました。

それで彼が病室で考えたことは、何故今自分にこういう事が起こったのだろう。何か理由があるに違いないと。彼は熱心なユダヤ教の信者ですから、神の意思というものを感じたのかもしれません。とにかく自分の人生のあり方を見直す機会になったと言ってました。

逆境にあるように見えても、そこにポジティブなものを見出すことができる生き方が非常に頼もしい人。これからどんな人生の展開になるのか楽しみです。



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# by starofay | 2008-11-12 09:14 | 人生などなど | Comments(10)

コーシャー

昨日は山を降りてダンナの友達の家にランチに呼ばれて行ってきました。ビーチで有名なボンダイという町まで行ったのですが、ランチの後は海を目にすることなくまた山に帰ってきました。ちょっと残念。

このお友達、なんと8人の子供がいます。10人家族です。
奥さんのDは、私よりたった一歳だけ上なのに長女が22歳。Wow.
うちなんか一人だけでも充分大変だと思っているんですが、8人というのは想像を絶する世界。洗濯機なんか毎日一日中回っているんだろうな。

で、面白いのが上から6番目までみーんな女の子なんです。最後の2人が男の子。きっと6人目も女の子だとわかった時はさすがに驚いただろうなと思います。

そしてこの家族ユダヤ教正統派なので、口にするものは全てコーシャーでなくてはいけません。普通ランチに呼ばれるとワインとかデザートを持っていくものですが、今回はフルーツを持って行きました。それも切ったものはダメなんです。でもランチに出てきたものは極普通のオーストラリアンバーベキュー。ステーキとソーセージとサラダとローストポテト。デザートはコーシャー菓子屋のキャロットケーキとチョコレートケーキ。味も全然普通でした。ワインはイスラエルのもので、すっきりした味の美味しい白でした。オーストラリアでも極少ない量でコーシャーワインは作られているらしいですが、あまり良質ではないそうです。

それほど厳しい正統派なのに、皆オーストラリアで生まれ育ってます。同じ国に住みながら随分と違う人生があるものです。

コーシャーのものしか食べられないので、色んなレストランに行くこともなく、日本食がどういうものかも全く知らないよう。それでも奥さんや子供達は好奇心旺盛で、私は日本食、日本の暮らしや、日本語についてなど質問攻めにあいました。

Dは来月イスラエルへ子供達4人だけ連れて3週間の巡礼旅行へ行く予定。一人分の飛行機代だけで3千ドル。豪ドルが下がっている今、エルサレムのホテル代もばかにならないでしょう。子沢山は大変だー。

今度は我家に招きたいけど、ブルーマウンテンにコーシャーの食べ物を売る店はなさそうだとDに言うと、“Don't worry, we’ll bring our own food.”とのこと。慣れているんでしょうね。そうでもなかったらユダヤ教正統派の人達としかご飯一緒に食べれませんものね。


今日は先週から色々と作ってきたあゆみさん特集を発表します。

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メルボルンのあゆみさんに教えてもらった圧力鍋で炊いた餡子を使って、あゆみさんに教えてもらったタイ産の白玉粉で作った大福。

電子レンジで求肥をつくり、あっという間にできました。こんなに簡単だったの!と目からうろこでした。ま、見た目は悪いですけどね。作りたては柔らかすぎな感じだったけど、翌朝はもちもちした大福になってました。

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あゆみさんも作ってらしたので私も挑戦したアンパン。なんのことはない、沢山作った餡子をランチに用意したパン生地の余分な量で包んだだけです。今まで特にアンパン好きだと思ったこともないんですが、結構いけました。

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最後にあゆみさんのアポロベイチョコレートケーキ。私のにはマカダミアナッツを入れました。

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そのままでもきれいだと思ったけどガナッシュをかけました。

ダンナさん大喜び。
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# by starofay | 2008-11-10 11:54 | その他 | Comments(7)

お得意さん

私達は裏庭で無料のレストランを開いています。

中には望ましい客もいれば、あまり来て欲しくない客もいます。
私達が好きなのは色鮮やかな格好で来る客で、あまり見た目がぱっとしないのは来ないで欲しいし、夜暗くなってから来るお客はウルサイので迷惑してます。

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たまに食べ物がなくなっていると、催促にくる客もいます。

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私がテーブルで新しく買ったノートにお菓子のレシピを書き写していると、右横に気配が。

「おーい、ねえちゃん。めしが出てないよ。」

はい、もちろんねえちゃんと言いましたとも。

マイキーはお得意さんなので、私をおばさんよばわりしてもごはんがあたらないのはよくわかっています。

Cockatoo・コッカトゥーはこの辺では決して珍しい鳥ではありません。普段来るのはCrimson Rosella、King ParrotとBrown Cuckoo Dovesですが、一時大勢のコッカトゥーも来てました。結構大きいし、家に破損を被ると困るのであまり大勢では来て欲しくない鳥です。いつも独りで来て食べて去って行くマイキーは、最初から私に対して態度がでかい奴でした。間違いなくオスで、体が一回り大きくて、首が太い彼は一目でマイキーだとわかります。

私が家にいるとやってきて、窓のところから中を覗いて「おーい、居るのは分かってるんだぞ。はやくめしをくれー!」と催促してきます。たまに無視してベッドルームの方へ向かうと窓沿いに追いかけてきます。

「たのむー。腹が減ってんだよ。」

お腹が減っているものは、人間であろうと、犬であろうと、鳥であろうと放っておけない性質なのでだいたいいつも餌を出してあげます。スーパーから大型野生鳥用の餌を5キロの大袋で買ってきていつでもあげれる用意はできてます。

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私以外の人間がバルコニーに出ると手が届かない枝まで飛んで逃げますが、私に対しては全く警戒心がないのも可愛らしい。かなり近くによっても平気なので、多分手のひらに餌をのせれば食べると思います。まだやったことないですけど。とうもろこしの実を片足上げてつかんで食べるんですよ。なんとも愛嬌のあるやつなんです。

好ましくない夜の客はポッサム。別に来ても良いのですが、隣の家の大きな木を登って屋根へ飛び降りてくるのでうるさい。近所の猫と喧嘩することもあるし、鳥用の餌箱に飛び乗って2回も壊されました。やっぱり嫌ですよね、行儀の悪い客は。
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# by starofay | 2008-11-08 18:46 | 野鳥 | Comments(5)

奇妙な偶然

一昨日村上春樹の事を書いたため、
昨日は彼の本に関するコメントやメールを貰い
一日中村上春樹の本のことなどを考えていました。

そして本棚でぺらぺらと本をめくったりしていると
まだ読んでない村上春樹の短編集を発見。

もう読んだと思っていたけど読んでなかったのです。

やったー!

夕べは,夫がせーちゃんをソファの上で寝かしつかせるため
居間の電気を消していたので、別の部屋でその本を読み始めました。

本のはじめに作者は彼に起こった奇妙な偶然のエピソードを二つと
彼の友達に起こったエピソードを一つ書いてました。

ふむふむと読み、短編をひとつ読み終えると、
なんだかまわりの空気がざわざわと変な感じ。

とにかく居間に戻りなさいと言われているような気がして
居間に戻ると、夫は眠っている娘をお腹の上に乗せているので
テレビのチャンネルを変えることなく
ただソファの上で横になってました。

テレビに映るのは着物を着た女の人。

そして日本語の声が。

そうです、村上春樹原作の「トニー滝谷」という映画が始まるところでした。



オーストラリアですよ。

日本の映画なんていつもテレビでやっているわけじゃありません。

この奇妙な偶然、是非村上さんにも教えてあげたいです。

気に入ってもらえると思うんだけどな。

こうして村上春樹ざんまいの一日が終わりました。
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# by starofay | 2008-11-07 06:25 | シンクロニシティ | Comments(9)

Great Gatsby

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私は村上春樹の本は大昔に読んだノルウェイの森しか知りませんでした。出版当時、海外に住んでいる日本人にもノルウェイの森の人気は届いてました。それから長年何故か彼の他の本に興味を覚えることなく生きてきました。それが2年前日本の家族が送ってくれた「海辺のカフカ」を読んで急に彼の本に目覚め、それから彼の書いた本はほぼ全部読んでます。本って良いですよね。読む時期がくるまで待っててくれますから。

村上春樹が好きな本にグレートギャッツビーを挙げているのは知ってましたが、とうとう翻訳まで出版したという話を聞いたので昔読んだ本を本棚の奥から引っ張り出してきました。
私は英語で書かれた本は英語で読みます。いや、決して自慢ではありません。子供の頃から30年も英語圏に住んでいるので英語の読み書きができるのはあたりまえ。それに私、翻訳の仕事もけっこうしてきたので。

16年前に読んでいるはずなのですが、全くと言って良いほど内容は覚えてなかったです。あの頃私の頭はザル状態だったのでしょうか?

おかげで実に新鮮な気持ちで読めました。そしてこんなに面白い本だったのかと唖然。本って読む人の成長度とか経験とかその時の精神的なものによって随分と味わいが違うのだなと改めて思いました。

そしてなんて翻訳しにくい小説なんだろうと翻訳者の苦労が痛いほど分かりました。大変でしたねえ村上さんと心の中で労いながら丁寧に読みました。今度(いつの日か)帰国したら、本屋に立ち寄り村上春樹がこの文章だけでもどうやって翻訳したか調べてみたいと思います。

“ …what foul dust floated in the wake of his dreams that temporarily closed out my interest in the abortive sorrows and short-winded elations of men.” (英語版では2ページ目の下の方)

最初に読んだ時は意味不明。小説を読み終えてからじゃなければ理解は不可能と思われます。読み返してようやく「あーそういうことか」とわかってきた文章です。

若い頃読んだ本を読み返して全く違う感想を持ったことありませんか?

ちょっとお堅い内容でした?

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最後に黒ゴマ入りチョコチップクッキーでもいかがでしょう。

いつも作っているオーツ入りチョコチップクッキーに黒ゴマを入れたのは、単純にたまたま賞味期限がぎりぎりの擦った黒ゴマがあったから。でもなかなか美味しかったよ。
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# by starofay | 2008-11-05 07:44 | 読書 | Comments(9)