Outline / Transit

Transit

Rachel Cusk/Vintage

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夫の理氏がネット新聞で書評を読み、
面白そうだと教えてくれた本を読みました。


ライターである主人公の一人称で、話が始まります。

アテネ行きの飛行機で隣になった男性との会話、
友人との会話など、
相手は彼女に色々と自分のことを話ますが、
そのダイアログの中で彼女が相手に言うこと以外に
彼女自身のイメージはわいてきません。

アウトラインでは、確か彼女の名前さえわからないままです。

トランジットでも
やはり会う人達の会話で小説が成り立つのですが、
もう少し彼女のことがわかってきます。

結婚が終わり、幼い息子二人を連れて
田舎からロンドンへ戻ってきた彼女は、
昔の恋人や家のリフォームに雇った大工との会話、
従兄の家でのディナーパーティーの様子などを通して
彼女自身の人生を語ります。

多分、私小説なのでしょう。

今までなかった新しい小説の形が面白いと思いました。



嬉しい、楽しい、感謝、愛、ありがとう、ついている、許す

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by starofay | 2017-02-18 11:23 | 読書 | Comments(6)
Commented by Mumちゃん at 2017-02-18 17:54 x
読んでないと、そんな形でも話が成り立つって言うのが不思議な気がする。
Commented by でぶら at 2017-02-18 19:01 x
東京で、おばあさん三人で読書会をしてます。2月は“Light Between Oceans“(以前にこちらでご紹介して頂きましたね)
を読んでます。おひとりの方はあっという間に読み終えたようです。
 泣きましたって。私もうるうるしながら読んでます。この春にはこちらで映画が上映されるとのことで楽しみです。
邦題は「海を照らす光」です。また、本の情報を楽しみにしてます。     でぶら
Commented by sakanatowani at 2017-02-18 21:32 x
うん、うん、ほんと、そういう形での小説、不思議な気がして読んでみたいなあ。
でも実生活でも、自分のことをたっくさん話す人と、それに相槌を打って少しだけ自分の思うとこをいう会話ってあるもんね。そんな感じなのかなあ。
Commented by coo at 2017-02-20 00:00 x
おもしろそう。
私はそんな小説とは対極のような司馬遼太郎を読んでるよ。
戦国時代のお話。

↓46度って。。。死ぬぅーーー!
Commented by morinokochaorin at 2017-02-23 18:26
最近ここをチェックするときは、なぜか本の紹介の時が多いのよね。

 不思議な本のようね。
 今は、映画にはまっていて、天使と悪魔やダヴィンチコードを今頃見ています。

 さて・・・・・すっごく暑いのね。日本の暑い夏みたいねえ。
Commented by starofay at 2017-02-27 07:51
Mumちゃん、
きっと世界に百万くらい小説がある中、新しい形の小説を生み出すのは難しいよね。

でぶらさん
ほとんど自分のための記録のようなブログでも、そうやって読んでくださっているのは嬉しいです。あの本映画化されたのですか!

さかなさん、
そうそう、相手のことばかりの会話の中でぼんやりと見えてくる聞き手の人生の輪郭みたいな感じ。

クーちゃん、
司馬遼太郎さん、好き!

森の子さん、
あんなに暑かったのがウソみたいに寒くなりました。
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