カズオ イシグロ氏



このブログを8年以上前に始めた時は、
なんとなくブルーマウンテンでの暮らしを
綴ってみようかと思っていました。

それがだんだんとお料理ブログになり、
ここのスーパーで買える材料で
可能なレパートリーをほぼご披露してしまったので
最近は滅多にお料理やお菓子も載せなくなりました。



最近のエントリーを見てみると
子育てと読書がやたら多いですね。

というわけで今日も本についての話です。


カズオ イシグロ氏の本を読まれたことがありますか?


彼の本は多分全て和訳されて
日本で出版されていますよね?



日本人として長崎で生まれていながら
5歳で渡英したイシグロ氏は、
飛び抜けて美しい英語の文章を書きます。


私の場合は、もっと後に日本を出たわけですが、
英語圏で子供時代を過ごしたという点では、
彼を先輩のように感じています。



初めて彼の本を読んだのは、
私がロンドンに住み始めてからでした。

The Remains of the Day

Kazuo Ishiguro / Faber & Faber



日の名残り (ハヤカワepi文庫)

カズオ イシグロ / 早川書房



この本には圧倒されました。


数年後に映画化され、
映画も決して悪くはなかったのですが、
本に描かれたニュアンスを全て
スクリーンで再現するのは無理だったようです。



その後、イシグロ氏が書いた全ての本を読んでいますが、
今読んでいるのはこちら。

The Buried Giant: A novel

Kazuo Ishiguro / Knopf



これは、読んだ人全員が気に入るような本ではないかもしれません。

でも個人的にはとても好きです。


イギリスの古代歴史に興味があるので
アーサー王時代のすぐ後の設定にも
ワクワクしますし、
先日に続いて「消えてしまう記憶」が
テーマの一つなのにもシンクロニシティを感じました。

忘れられた巨人

カズオ イシグロ / 早川書房






本好きの私にとってバイリンガルである最大のメリットは
英語で書かれていて和訳されてない本と
日本語で書かれて英訳されてない本の
両方を読めることだと思っています。


幸いイシグロ氏の本は両方で読めますね004.gif




愛してます
ついている
うれしい
楽しい
感謝します
しあわせ
ありがとう
ゆるします

ごめんなさい
許して下さい

美味しい〜(by JJ)


Be safe and have a good day!
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by starofay | 2015-11-23 17:35 | 読書 | Comments(8)
Commented by tantan_quelle at 2015-11-23 19:25
来年1月からイシグロ氏の『わたしを離さないで』が日本でドラマ化されるそうです。
かおりさんはもう読まれているのでしょうね。
日本語が原語の本は日本語で、英語が原語の本は日本語でナチュラルに読めるだなんて本当に羨ましいです。
翻訳本はなんとなく翻訳らしさがあり苦手で、かといって原語でスラスラ読める訳ではなく結局日本の作家の本ばかり読んでしまいます。

下記でご紹介の本、記憶が戻り気持ちがすれ違ってしまった経緯や新しい恋人を好きになった経緯を思い出してからの主人公の気持ちの変化が気になります。
1つ前にご紹介の本も健康や友人、恋といった生きる喜びを手に入れた後の主人公の気持ちの変化や行動(決断)がとても気になり読んでみたいです。
日本語も英語もネイティブ・レベルなかおりさんに翻訳して欲しいです!
Commented by coo at 2015-11-23 22:24 x
翻訳じゃなく読めるのは羨ましい。
翻訳本って、たまにむっちゃ読みにくいのがあるよね(^^;;
Commented by sakanatowani at 2015-11-24 09:07
イタリアにいた頃からカズオ イシグロさんは、すごく興味がある作家だったよ。で、日本に帰ってきてから読んでみたのが、『日の名残り』。しっとり落ち着いた、明るいわけでもなく程よい影のあるような情景を思い浮かべながら始終読んで、ガチャガチャした身の回りから別の世界に連れて行ってくれる、私が本に望む物を持ったお話だなあと思いました。
日本語と英語がネイティブというのは、本当に羨ましい!日本語ならではの表現も、英語ならではの方も、どちらも実感として感じられるんだもんね。著者が本当に使いたかったその言葉を感じられるって、素敵だね〜。
↓アリスは記憶が戻ってくるんだね。ここ10年の自分の行動をおさらいする機会を与えられるわけか・・・。よく「もしも別の選択をしてたら」みたいな話があるけど、でも人って、その時その時で真剣に考えた上で選択してるでしょう?それに、アリスは忘れてしまっていた期間も、他の人の心は進み続けているわけで・・・もちろんアリスも進み続けていたんだよね、記憶をなくすまでは。この作者はどういう見方を出してくるんだろう。読んでみたくなるなあ。
Commented by John.John at 2015-11-24 10:54 x
両方読むと内容の感じって違うのかな?

でも、なんて、タイムリーな話でしょ
ドラマの前に翻訳本読もうかな
いつも読んでから見るか、見てから読むか悩んでしまう

Commented by Mumちゃん at 2015-11-24 15:05 x
映像と原作のように、原語と翻訳本って違う印象だったりするんかなぁ
バイリンガルって、そんな楽しみ方もあって、いいなぁ
Commented by tantan_quelle at 2015-11-24 15:10
気付いておられると思いますが、”英語が原語の本は英語で”の間違いでした。失礼しました!
最近知り合った方に1歳からドイツで育った方がいらっしゃいます。学校生活がずっとドイツ語だったのでドイツ語の方が得意(語彙が豊富)なようですが、それでも自分の母国語は日本語という思いがあるようでお子さん達とは日本語で話しておられます。
ご両親が近くに住んでおられるらしく日本語を話す機会が多いからか赤ちゃんの頃から日本に居ないと思えないほど日本語がお上手で、助詞なども問題なく、外国人訛り(こちらで育つ子どもの多くにみられ、ドイツ語が多い環境で育つ子は龍と同い年の子でも既に外国人訛りの日本語を話す子がいます)もありません。(強いて言えばカタカナ語の発音がカタカナではなく発音が良過ぎます。)
語彙を増やすには家庭の会話だけではなく読書が必要だと思うので「日本語の本も読みますか?」と聞いたところ「元々本はあまり読まず、ドイツ語は固い原語で好きじゃないので読まない。アメリカに長く留学していたので読むのは英語が一番読みやすい」との応えにビックリです!
ドイツ語が固い言語なので好きじゃないなんていう感覚をネイティブ同然でも持てることに驚きました。
と、話がそれてしまいましたが、どんなに複数の言葉に長けていても、言語や文化の違いがありうまく訳せないことがありますよね。例えば「懐かしい」「呆れる」の良い英訳がないように思いますがどうでしょうか?
Commented by Green Magnolia at 2015-11-26 11:09 x
私もかなり時間があるので、いろんな本を読んでいるよ。
Ishiguroさんのは英語でしか読んだことがないけれど、日本語訳も探してみるね!
マレーシアに行ったら、Kaoriちゃんお勧めの本を探せるだけ読むつもり~☆
Commented by starofay at 2015-11-26 12:11
たんたんさん、
文脈にもよると思いますが、こんな感じでしょうか。
懐かしい
feel nostalgic, missing
呆れる
dumb founded
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