A Fine Balance

A Fine Balance

Rohinton Mistry / Faber & Faber



ロヒントン・ミストリー作の
ブッカー賞の候補にあがった小説を読みました。

ミストリー氏は、ボンベイで生まれ、
1975年からずっとカナダに在住の作家です。


時は、1975年のボンベイ。

主な登場人物:

地方(多分カシミール)のある程度経済的に余裕のある家庭から
都会に勉強に来ているマネックという青年。

田舎の貧しい村から出てきたテイラー(洋裁師)の
イシュヴァーとオンプラカッシュは、伯父と甥っ子。

経済的に裕福な兄の家に住むことや
再婚を拒否して、一人で小さなアパートに住んでいる
未亡人のディーナ。


この全く接点がないように思える4人が、
どうしても避けられない必要に応じて
やがて共同生活をするようになる。


古いカースト制度に縛り付けられている人々。

政治家に全てをめちゃくちゃに振り回される
都会の物乞い達や貧しい人々。

退廃した警察やヤクザの世界。

男尊女卑、カースト差別、宗教差別。

この小説の中で起こる多くの出来事は、
思わず目を背けたくなるほど酷く、
インドの抱えていた、
そして多分現在も抱えている問題の大きさに
気が遠くなる思いでした。




英語圏の文学評論家達から
これほどまで絶賛された本は滅多にないと思われます。

が、


ミストリー氏は、政府、特に当時の首相に対して
大変な怒りを感じていたのでしょう。

救いのない終わり方に、ミストリー氏の
「これがインドの真の姿だ。」

そんな宣言を聞いたように思います。



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by starofay | 2015-03-25 14:22 | 読書 | Comments(0)
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