サイダーハウス ルール

The Cider House Rules

John Irving / William Morrow & Co



サイダーハウス・ルール〈上〉 (文春文庫)

ジョン アーヴィング / 文藝春秋


サイダーハウス・ルール〈下〉 (文春文庫)

ジョン アーヴィング / 文藝春秋



ジョン アーヴィング氏のサイダーハウス ルールを読み終わりました。
これでアーヴィング氏の本を読むのは5冊目ですが、
これが一番面白かったです。

サイダーハウス ルールは、映画化されているので
映画を観た方もいらっしゃるでしょうね。

原作はもう少し複雑なストーリーでした。

孤児のホーマーは
出産寸前の女性が訪れた場合は、
生まれた赤ちゃんを孤児として預かり、
妊娠数ヶ月の女性が訪れた場合は、
隠れ中絶手術を行っている
産婦人科病院/孤児院で育ちます。

孤児ではあるけれど、孤児院のスタッフに愛されて育つホーマーは、
有能な産婦人科のアシスタント・産婦人科医として
ラーチ院長に訓練されます。

中絶手術が違法であった1920〜40年代に
危ない中絶手術を受けたため死んでしまう女性が多かった中、
人助けのために中絶手術を隠れて行うドクター・ラーチ。

ドクター・ラーチを敬愛しているホーマーは、
それでも中絶手術には反対のスタンス。

そんな彼がある日訪れた若い裕福なカップルについて
ほんの二日の予定で孤児院を出て行きます。


彼が連れて行かれたのは、大きな林檎園。

そこで彼は、孤児院の外の世界を知ります。

自由、恋愛、黒人の労働者、人種差別、
林檎園の仕事。

そんな彼が最も恐れているのは、
メロニーという孤児院で一緒に育った女性です。
(メロニーという人物は、映画には出てきません)

彼女は彼より少し年上。
大柄で、横柄で、怒りの塊のような女の子だったメロニーは
同時期に思春期/青春期を迎えたホーマーの
最初のガールフレンドとなるのですが、
「私が孤児院を出る前に、あなたは出て行かないで」と
ホーマーに約束させたにも関わらず
林檎園の御曹司とキャディラックで出て行ったホーマーが
戻ってこない気がつくと、彼女も孤児院を出て行きます。

彼女は働きながらずっと林檎園から林檎園とホーマーを探すのですが、
ホーマーが彼女に見つかるのは、20年くらいたってからになります。

そんなに長い時間が経っても
メロニーを恐れるホーマーは
彼女の前では震える枯れ葉のよう。

彼女が何をしでかすのか?
孤児院の秘密(中絶手術)もばらしてしまうのではないか?

ホーマーはメロニーに関しては最悪のシナリオを考えるのです。


だけども小説の最後のなって、
メロニーは愚かでも底なしの意地悪でもなかったとわかるのです。


ホーマーは、ある出来事を通して
中絶手術の必要を認識するようになります。

そしてドクター・ラーチが亡くなると
ドクター・ラーチがホーマーのために用意しておいた
偽ドクターの本人/資格証明を使って
孤児院/産婦人科の院長として
孤児院に帰って行きます。


サイダーハウス・ルールは、読み終わってから数日経っても
(私にとっては)いろんな場面が脳裏に蘇る数少ない小説です。

映画は14年も前のもので、一度しか観てないのに、
小説を読みながら浮かんで来る顔は、下記の通りでした。

Dr.ラーチ、マイケル・ケイン
ホーマー、トービーマグワイヤ
キャンディー、シャーリーズ セロン



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by starofay | 2013-02-13 17:32 | 読書 | Comments(3)
Commented by tantan_quelle at 2013-02-13 18:55
細かいストーリーは覚えていませんがこの映画は日本にいた頃に見ました。
原作は長い小説のようなのでなかなか2時間ちょっとの映画では収まりきらないですよね。
映画を先にご覧になっていると小説を読んでいても映画で演じていた俳優さんが頭に浮びますよね。
私は山崎豊子さんの『白い巨塔』がそうでした。
ドラマ化された後に文庫本として発売された本を読み、ドラマは見ていなかったのですが帯に配役が書いてあったので、小説を読みながら頭の中でその俳優さん達が演じていました。
原作の方が濃い作品の場合、映像化された物を見た後原作の方が良い気がします。逆だと大抵ガッカリしてしまいます。
私がドイツで『白い巨塔』を帯に書かれている俳優さんを思い浮かべながら読んでいると言うと、優しい友人がドラマのDVDを送ってくれました。まだ観ていませんが、小説が濃かっただけにガッカリしてしまうのでは?という不安がありますが、どうでしょうね。
Commented by sakanatowani at 2013-02-13 21:30 x
ああ、これはおもしろそう〜。
アーヴィング。英語だと難しいんですよね、私には(泣)
いつかじっくり読んでみたいです。

↓おいしそうなクレープ!
パンケーキの日。こちらではマルテディ・グラッソ(脂の火曜日)と言います。
こちらでは、特にこの日だけに食べるものはないのですが、この時期、トリノ辺りだとブジーエというお菓子を食べますよ。
他のところでも、カーニバルのお菓子はやっぱり、油で揚げて、お砂糖や蜂蜜をまぶしたもの。
意味はパンケーキをこの日に食べるのと同じなんでしょうね。
今無性にこのブジーエを食べたいのですが、今日はもうへとへと。果たして夕方までに、ブジーエを買いに行けるかなあ。でも食べたい〜。
Commented by Josh&Kai'sMum at 2013-02-14 11:07 x
スモークされたパプリカ?!
へぇ~~~~

右大臣、左大臣って、そこやっけ?
お雛様とお内裏様、右か左か?
とか、毎年悩んでたけど、たぶん実家でももうずいぶん出してないと思うわ、お雛様(^^;
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