読書クラブ:マイ ブリリアント キャリア

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夕べは我家でブッククラブが開かれました。


今月の本は、

My Brilliant Career (Penguin Classics)

Miles Franklin / Penguin Classics



わが青春の輝き (岩波少年文庫)

マイルズ フランクリン / 岩波書店




日本語のタイトルが、原作と全く違いますね。



直訳すると、「私の輝かしいキャリア」となるのですが、
これは主人公が小説の最初の方で皮肉で言ってる言葉であり、
彼女が最も望んでいるものでもあるんです。


1879年にオーストラリアで生まれたマイルズ フランクリンは、
この国で多分一番最初に小説家として名前が知られるようになった女性の作家です。


マイルズは、普通男性の名前で、
彼女のミドルネームの一つからとられています。


彼女は、この本を男性のフリをして出版したかったのですが、
彼女のリクエストがスコットランドの出版社に届く前に出版されてしまい、
ヘンリー ローソンが書いてくれた前書きに、
マイルズが実は女性であることがバラされてありました。

彼女がまだ二十歳になる前に書かれたこの小説は、
オーストラリアでもポピュラーになり、
自伝に近いと思い込まれたため、
彼女を大変困らせることになりました。

そこで、彼女の死まで出版が撤回されたそうです。


日本でも、サム ニールとジュディー デーヴィスが出演した
この映画なら観たことがある方がいるかも。

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さて、肝心の本の内容ですが、簡単に説明すると

容姿は美人ではないけれど音楽と文学を愛する若いフェミニストの女性が、
金持ちでハンサムで性格もすばらしい男性の求婚を断って
作家としての人生を選ぶというような話しです。


彼女の文章は、100年以上前のオーストラリアの田舎の農村の暮らしを鮮やかに描いていて、
彼女がこの国の文学にとって貴重な存在なのがうなずけます。


それでも、十代で書かれただけあって、エネルギッシュではあるけれど
多少未熟な点もあるように感じました。


そして、主人公のシビラの最後の選択に共感できる人は
なかなかいないのではないかと思われます。




読書クラブに入っていると、自分で普段は
選ばない本を読む機会になるのが良い所。


読み終わってから数日間はエンディングに落胆した気持ちでしたが、
数週間経ってみると、やっぱり読んで良かったと思える、
そんな本でした。



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by starofay | 2012-01-20 10:52 | 読書
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