オーストラリアの酒、豪酒

昨日は、青い山の麓で日本酒を造っている
サン・マサムネを見学させてもらいました。

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サン・マサムネがペンリスで日本酒を造りはじめたのが1996年のことです。

1988年の豪州産米を使用しての清酒テスト生産の好結果に激励されての
南半球での清酒つくりとなりました。

当時、世界的にも高品質として評判のオーストラリア産のお米
(日本向けに特別に栽培されたジャポニカ種(短・中粒)を使用)が
比較的安価で入手できたのと、ブルーマウンテンから流れてくる
良質の水があったのが麓にあるペンリスで日本酒が造られるようになった理由です。

ペンリスで造られる日本酒の80%は日本と米国へ輸出され、
残る20%のみがオーストラリア内で販売されています。

設立当時は、日本で造るコストの6分の1で国際的に
コストパフォーマンスの高い日本酒を造ることができたそうですが、
歴史上稀な干ばつの影響で2年程前にお米の価格が高騰し、
オーストラリアの物価や公共料金もが上がり、電気代なども上がったため、
今では日本のコストとあまり変わらないようになってしまったそうです。

それでも現在、企業努力に努め豪州での清酒啓蒙活動を展開されています。

この醸造所での清酒造りは、まずお米を磨くところから作業が始まります。

既に白米となっているものから
純米酒は70%(お米の外側30%はお酒に使用されません)
吟醸は60%
大吟醸は50%以下

お米の外側にある脂質やタンパク質を取り除き、
お米の内部、澱粉分を清酒造りに使用します。

このお米を磨くという作業は、日本の酒蔵ではもうやってない所が多く、
専門業の方から既に磨かれたお米を購入するのだそうです。

ここで出るバイプロダクトが白糠です。


日本では白糠を使ったスキンケア商品が沢山出回っているようですね。


磨かれたお米を蒸して、麹を造り、ブルーマウンテンからの水と共に
発酵してから、フィルターにかけ、酒粕を取り去ります。

この段階でできるのが生酒。


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酒粕は、見学に訪れた人に差し上げたり、
近所の農家の家畜のエサとして無料であげたりしているそうです。

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この生酒を摂氏68度で殺菌し、4ヶ月間熟成させたものが豪酒です。


これ、何だかわかりますか?
杉玉なんです。


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日本のお酒を造る方面では、生酒が取れた段階でまだ緑色の杉玉を
村人に見える所に下げ杉玉の色の変化と共に、
酒造りの過程がわかる伝統的な仕掛けなんですってね。

シドニーのジャパニーズレストランや、主な酒屋では、豪酒が置いてあります。
日本では白雪として知られている母体の小西酒造経由で、
オーストラリア産のお酒、豪酒として売られているそうです。




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私も、初めてこちらで市販されるようになった頃から豪酒のことは知っておりましたし、
もちろん何度も飲んだことがあるんですよ。


こうやって工場を見学し、お話を聞いてみて
ずっとこれからも青い山の麓でお酒を造り続けて欲しいなと思いました。


見学の後は、テースティングをさせていただき、
生酒、にごり酒、そして白糠入りのスキンケアクリームなども購入しました。


酒粕も譲っていただいたので、夕べは早速粕汁でお鍋にしました。


その記事はまだ後日に。


Sun Masamune Breweryの見学は予約制です。
見学費は一人3ドル。

大変面白かったですよ。


Sun Masamuneさん、ありがとうございました。

Go-Shu Visitors Centre
Opening Hours: 10am - 4pm, Monday - Friday (close Public Holidays)

Brewery Tour by appointment.
29 Cassola Place, Penrith NSW 2750
Tel: 02 4732 2833 goshu@sun-masamune.com.au


この記事は、サン・マサムネの代表取締役社長のアラン・ノーブル氏にご協力いただきました。
ノーブルさん、ありがとうございました。





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ありがとう 056.gif




ここ数日寒いんです。

数日前との最高気温温差が17℃くらい。

一日中ヒーター点けて、夜には暖炉で薪を燃やし
お鍋で温まる、夏が目前にきているとは思えない青い山なのです。

愛してます
ついている
うれしい
楽しい
感謝します
しあわせ
ありがとう
ゆるします
美味しい〜(by JJ)


Be safe and have a good day!
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by starofay | 2011-11-24 08:16 | その他 | Comments(12)
Commented by John.John at 2011-11-24 09:32 x
青い山で日本酒を造ってて
それを日本に輸出してるなんて
驚き!
青い山も「酒どころ」だったなんて!
Commented by Josh&Kai'sMum at 2011-11-24 12:37 x
ヘェ~~~~
海外、オーストラリアで日本酒
それもブランド酒が造られてるなんてねぇ(@@!!
ウチのあたりは、結構有名な酒蔵があるんやけど
見学とかやってんのかなぁ
面白そうやね!!
Commented by わか at 2011-11-24 13:49 x
ありゃ、知らなんだ。すごいね~青い山で日本酒作ってるとは思いもしなかったよ。仕込むための綺麗な水があってこそ出来ることだしずっと続いてほしい。ここの工場見学も行ってみたいし小西酒造経由で日本で売られてる『豪酒』飲めないけどちょびっとなら舐めてみた~い。気候が安定するといいね。日本も滅茶苦茶だけどね・・今日は暑いな^^。
Commented by kanakina at 2011-11-24 17:52
海外での日本酒作りって気候面でもきっと大変なのでしょうね。
杉玉はどこから入手しているのかが気になりました:)
Commented by ボクのママ at 2011-11-24 18:36 x
オーストラリアで日本酒!すごすぎる!東広島も酒都西条といって、酒造りでは有名です。10月に酒祭りがあって、それはそれは賑わいます。外国からのお客さんを連れて行くと喜びます。造り酒屋は、まさにこの写真の通りです。オーストラリアじゃあないみたい。杉玉もあるなんて、本格的ですね。
Commented by coo at 2011-11-24 19:17 x
豪酒?知らんかった。
日本にいてるのに酒蔵とかいったことないな〜

今日は最高14度寒なってきたよ〜
Commented by tantan_quelle at 2011-11-24 20:35
オーストラリア、それもブルーマウンテンで日本酒が作られているなんて驚きました!
お勉強になって楽しそうな工場見学、私も行ってみた~い!
見学料が良心価格なのも嬉しいですね。
日本からお客さんがみえた際にご案内したら喜ばれそうですね。

酒粕がもらえたら粕汁が作れますね。(私は苦手なのですが^^;)
うちに母は酒粕をトースターで焼き、お砂糖をのせたりジャムをぬったりして食べています。酒粕の匂いがダメな私には有り得ない食べ方ですが、母は好きなようです。
Commented by morinokochaorin at 2011-11-24 20:35
へ~。はじめて知ったよ。そして良い出会いがあって
良かったね。ね、その米の籾殻とか米ぬかとかどうしているの?もし廃棄しているなら、もらって腐葉土作りや土の改良にできるのに。・・・・ははは。今は畑仕事がマイブームの田舎より・・・発想がそっちかい!(^^)
Commented by ぺるしゃん at 2011-11-24 23:32 x
こんばんはぁ~。

びっくりしました!
酒造があるんですね~。

こういうところの見学は興味深いですよね~。
いい体験&お買い物ができたんですね~♪
Commented at 2011-11-25 00:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by starofay at 2011-11-25 07:47
わかさん、
あら、わかさんは飲めないんですか?私は日本酒、かなり好きです。だから帰国すると大抵日本酒ばかり飲んでます。

エメンタールチーズさん、
粕漬け、昨日漬けたの。あと二日もしたら食べられるかな。
初めての挑戦だからうまくいくかどうか?
Commented by fran at 2011-11-27 17:33 x
ずぅ~~~っと↓から読み込んで・・・・青い山の日本酒ですって!

思わずPCに近付いてしまったよ!
でも、前にお米不足の時にオーストラリアのこしひかりを(お米)
をいただいて食べたことがあるの

美味しい~~お米だったよ!
オーストラリアは土地が広いから毎年作らないで
田んぼを休ませるってホント?

だから田んぼが元気で美味しいお米が出来ると聞いたんだけど
あんな美味しい米処なら日本酒は絶対に美味しいはず!!

私はセロリの粕漬けが好きで~す!!
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